2015年10月17日土曜日

R60+からの脱却

友人知人から、こんな言葉を掛けられることがある。

「あなたって、R60+な人ね」

今さらここで説明するまでもないが、
映画にはR指定と呼ばれる観覧年齢制限の区分がある。
R15+、R18+などと表記され、それぞれ、
観覧の対象年齢が「15歳以上」あるいは「18歳以上」という意味で使われる。

こうした区分になぞらえて、
「あなたの魅力は、還暦を過ぎないことには解することができない」
といった意味合いで掛けられるのが、冒頭の言葉である。
どうやら私の魅力というのは、対象年齢にかなり高い下限があるらしい。

果たして私の魅力とは、
 一体どんなものなのか、
 どこがどうR60+なのか、
 何の因果で、UNDER60にはそれを解することができないのか、
といった具体的なところは未だ明らかにされていない。

とはいえ、どういう訳だか、こうした言葉を掛けられた経験は未成年の頃に始まり、
これまでに回数を重ねること一度や二度や三度や四度ではない。
数字が苦手なことも手伝って、正直、数えきれない。
そんなこんなが積み重なるうち、いつの間にやら自らをR60+と認めるようになって久しい。


ところが、である。
つい最近のある日のこと、である。

PC用のメガネをかけて作業する私に、ある殿方が声を掛けた。
「そのメガネ、似合うね。魅力が倍増して見えるよ」
そんな発言をした彼は、59歳と10箇月であった。

さらに、である。
これまたつい最近のある日のこと、である。

仕事場に到着した私に、ある殿方が声を掛けた。
「今日の服、イイね。エレガントな感じがして、魅力的だよ」
そんな発言をした彼は、59歳と8箇月であった。

驚くべきことに、UNDER60の殿方から、立て続けに魅力を讃える言葉を掛けられたのである。
しかも上記2例のみに関して言うならば、僅かながら低年齢化している。

そんな訳で、
このところ私は、R60+からの脱却を密かに期待している。