2013年9月20日金曜日

市場にて

客: お宅のトマトは、何か特別なのですか?

店番のおじいさん: いいや、何も特別なことはない。普通のトマトだよ。

客: いま、この市場を一通り見て回ってきましたがね、
   どの店も、トマト1kg 500円くらいでしたよ。
   ところが、お宅だけは1kg 2,000円もするじゃありませんか!

店番のおじいさん: 今年は双子の孫が生まれてな。何かと物入りなんじゃよ。

2013年9月18日水曜日

ずっと、嘘はつきたくない、と思ってきた。
ところがこのところ、自分の言葉が、どこか嘘に聞こえる。

「お父さん、もうすぐお彼岸だよ。お母さんがおはぎを作ってくれたら、一緒に食べましょう」
「明日の手術が終わったら、食事を摂れるようになるんだって!
 そうしたら元気が出るから、きっとすぐ家に帰れるね。楽しみだな」
「何年か前に一緒に行った温泉、あそこ良かったよね?また行こうよ!」

嘘をつくつもりはないけれど、現実的とも言い難い言葉たちについて、
それが嘘かどうかの判定を試みること自体、お門違いなのだろう。
だから、これらが嘘かどうかは、考えないことにしよう。

でも、やっぱり、できれば嘘はつきたくない、と思う。
いや、やっぱり、これらが嘘にならないでほしい、と思う。