2016年6月23日木曜日

愛しき男たち

友人宅から東京に戻り、1、2週間経ったころ、
彼のお嫁さんからメールが届いた。

「あなたがここを発った晩、息子たちを寝かしつけていたら、長男から質問攻めにされたの。

 『どうして彼女は、あんなに急いで帰っちゃったの?
  だって、ここには2週間いるはずだったでしょう?
  火曜日の夜、僕が眠った後で彼女はここに来たんだ。
  今日だって僕が眠るまで一緒にいてくれなかったら、本物の2週間にならないよ。
  それに、どうして2週間で帰らなきゃならないの?もっと長くいたらいいのに』

 いつもは聞き分けの良いあの子が、しばらく駄々をこねていた。
 やっと長男が落ち着いたと思ったら、今度は次男坊。

 『僕の好きなものは、パパと、ママと、お兄ちゃんと、僕。僕の家族……
  それから、○○さん。
  でももう彼女はいない……』

 いつもは賑やかなあの子が、こう言うとクルリと背を向けて黙り込んでしまった。

 子どもたちも、あなたの滞在を楽しんだみたい。
 いつでも、また遊びに来てちょうだい」

ありがとう。
そして、また会おう。我が愛しき男たちよ。