2012年5月14日月曜日

布団が吹っ飛んだ!

ひどく風の強い日だった。
空はとんでもなく良く晴れて、空気は乾燥していた。

朝、ベランダの手摺に布団を干した。
そしてその上から、強力な布団ばさみでしっかりと押さえた。

部屋で諸々の作業をしていると、視野の片隅で、何か白っぽいものがふわりと浮いた。
胸騒ぎがして、ベランダに出た。

ついさっき、強力布団ばさみで手摺にしっかり押さえたはずの布団が、
ベランダの鉢植えの上に、ぐったりと横たわっていた。

「布団が吹っ飛んだ!」私は叫んだ。

子どもの頃、風の強い日の学校からの帰り道、布団を干しているお宅の前で、
「イエーイ!布団が吹っ飛んだ!」と、イタズラに叫んだものだ。
何と人騒がせなデマを振りまいていたことか、今更ながら反省した。

しかしながら当時は、まさかこんなことが現実に起きるなんて、思ってもみなかった。
「布団が吹っ飛んだ」が現実となった今、もう、いつ何が起きてもおかしくない。

「犬が居ぬ」日が、
「猿が去る」日が、
「虫を無視する」日が、
「牛がウッシッシと笑う」日が、
「『イルカはいるか?』と探す」日が、
「『イカはいかがですか?』とオススメする」日が、
「ミカンが見っかんない」日が、
・・・
いつか、本当に来るかもしれない。